(2020,6,15)自宅学習用問題

前回の解答 入門初級クラス用問題

問題① あいてのコマをタダ取りできる次の一手をふごうでこたえましょう

【こたえ】3二飛成

3二飛成とあいての金を取る手がせいかいです。銀は横にうごけないのであいての銀を取ることはできますが、自分の金は銀のききがあるため取られません。このように取られたら取りかえせる形のことを「ひもがついている」と言います。つかい方として「自分の金は銀でひもがついている」というようなつかい方をします。

【こたえ】1一角成

1一角成とあいての玉を取る手がせいかいです。7七の角から1一の香までとおいので、なかなか気づかない人もいるかもしれませんが、角ではしっこの香をねらう手はじっせんでもよく出てくるので、あいてのスキをみのがさないようにしましょう。また、角がうごくと自分の金がとられそうにも見ますが、飛がよこにきいているので大丈夫です。

問題② あいての玉をつましましょう

【こたえ】1二金

1二金と打つ手がせいかいです。2二金とあたま金に打ちたくなりますが、あいての銀がまもっているため、2二金のあたま金には同銀と取られてしまいます。あいてのまもりゴマがいるときはあたま金いがいの手もちゃんとかんがえるようにしましょう。

【こたえ】3一銀、同玉、3二金打

このもんだいはあたま金のおうようもんだいです。初手3二金と王手したくなりますが、1二玉と逃げられてつみません。また、初手3三銀もあいての桂馬でとられてつみません。せいかいは3一銀とすてる手になります。同玉ととられて一見そんしたように見えますが、玉をあぶないばしょにいどうさせたことで3二金とあたま金でつますことができます。コマをタダでとられる手はほとんどがわるい手になりますが、このもんだいのように、タダでとるとあいての玉がつむということがよみきれているときはうってもだいじょうぶです。

前回の解答 中上級クラス用問題

問題① ゆうりになるための次の一手をかんがえましょう

【こたえ】2二角成または3二飛成

2二角成とあいての角をとる手がせいかいです。同銀なら3二飛成、同金なら3一飛成としてゆうりになります。また、3二飛成でもせいかいで、同銀に2二角成でゆうりになります。この形は「よこ歩取り」というせんぽうでよく出てくる形でこちらのよこ歩を取る手にたいして、あいてもよこ歩をとってきたときは2二角成か3二飛成をねらえます。龍がのこる方がせめやすいと思うので、どちらかというと2二角成がおすすめです。

【こたえ】9五角

あいてじんは一見スキがないように見えますが、9五角とはしに角を出る手があります。飛車取りですが、飛車をにげると玉が取られてしまうので、あいては飛車をにげることができません。この形を「じゅん王手飛車」とよびます。四間飛車と右四間飛車のたたかいでよく出てくるせめ方なので、ふり飛車をさす人はおぼえておきましょう。

問題② あいての玉をつましましょう

【こたえ】1三金、同桂、2一馬、同玉、3一歩成

初手1三金があいて玉のにげみちをふさぐ好手で、角や馬でせめているときによくでてくるつみすじです。あいては同桂と取るしかありませんが、にげみちをふさいでから2一馬とすてる手が好手で、同玉に3一歩成でつみになります。また、3手目2二馬は同玉、3一歩成としたときに3二歩とあいごまされてつみません。

【こたえ】3三歩成、同銀、3一馬、1二玉、1三金、同桂、2一銀

このもんだいは初手3一馬としたくなりますが、1二玉とにげられると銀のまもりがつよくてつみません。初手3三歩成がよみの入った好手で、1三玉とにげると2三馬でつみます。同玉には3四金、2二玉、2三金でこまあまりのつみです。同桂は3一馬、1二玉、2一銀で早くつんでしまいます。したがって同銀がせいかい手順ですが、銀がいどうしたことで、3一馬、1二玉、1三金としたときに、あいては同銀と取ることができず、同桂と取ることになります。さいごは2一に銀を打てばつみとなります。

入門初級クラス用問題

問題① あいてのコマをタダ取りできる次の一手をふごうでこたえましょう

問題② あいての玉をつましましょう

※一手詰め

※三手詰め

中上級クラス用問題

問題① ゆうりになるための次の一手をかんがえましょう

問題② あいての玉をつましましょう

※五手詰め

※七手詰め

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