(2020,8,24)自宅学習用問題

前回の解答 入門初級クラス用問題

問題① あいてのコマをタダ取りできる次の一手をふごうでこたえましょう

【こたえ】2一歩成

2一歩成とあいての桂馬をとる手がせいかいです。桂馬を取るとき、歩を成りわすれてしまうと「うごけないこま」ができてしまいはんそくまけになるのでちゅういしてください。しょきゅうしゃのうちは、このようなきょくめんでみのがさずにあいてのこまをタダ取りできるかどうかがしょうはいをわけます。うっかりみのがしてしまうと2二銀と歩をとられてしまいふりになってしまうので、みのがさないようによくかくにんするようにしましょう。

【こたえ】8一歩成

8一歩成とあいての桂馬を取る手がせいかいです。さきほどのもんだいどうよう、桂馬を取るときに成るのをわすれてしまうとはんそくまけになるのでちゅういしましょう。このもんだいでも、タダ取りをみのがしてしまうとあいてに8二金とかなめの歩をとられてしまいます。できるだけタダ取りのチャンスはみのがさないようにきをつけましょう。ちなみに、8一歩成をみのがしてしまったあと、あいての8二金にたいして8二飛成とすると5二の飛車に取りかえされて、いっきにふりになってしまいます。

問題② あいての玉をつましましょう

【こたえ】2四桂

2四桂とうつ手がせいかいです。1五の香車が利いているため、あいては同角と取ることができません。王手しているこまを取ることができず、玉がにげることもできないので、詰みになります。ややむずかしめですが、よく見るとこの形もいぜんしょうかいした「つるし桂」のつみの形になっています。

【こたえ】2四桂、2一玉、4三角成

初手は2四桂と角の利きをいかして王手する手がせいかいです。あいては同金と取りたいところですが、3四の角が利いているため取ることができません。なのでしかたなく2一玉とにげるしかありませんが、4三角成が一間龍のかたちをいかした詰みになっています。なお3二にあいごまするのは同馬でむだあいになるので1手に数えません。

前回の解答 中上級クラス用問題

問題① ゆうりになるための次の一手をかんがえましょう

【こたえ】8三角成

8三角成と角を成りすてる手がせいかいです。王手なのであいては同金と取るしかありませんが、そこで2六飛と相手の飛車を取ればゆうせいになります。このようなてすじを「ぬきのてすじ」とよびます。このきょくめんではじゃまごまとなっている5六の角を王手で成りすてることで、あいての飛車をぬく(とる)ことができています。さきに角をわたすことになるので気づきにくい手ですが、飛車角こうかんでこまどくしつつ、じぶんの飛車を良いいちにいどうさせ、あいて玉のじんけいもみだすという良いことずくめの1手になっています。

【こたえ】2二飛成

2二飛成とあいての角をとる手がせいかいです。同銀ととりかえされてじぶんの飛車とあいての角のこうかんでこまぞんではないかとおもうかもしれませんが、つぎにねらいの一手があります。それが2四角です。「めからひがでる王手飛車」というかくげんがありますが、この2四角はまさにこのかくげんどおりの1手になっているでしょう。このように、1手さきまでしかよまないとこまぞんになるような手でも、3手さき、5手さきまでよむとこまどくになるような手というのはじっせんでもよくでてきます。「こまぞんだから」とかんがえるのをやめず、さきまでよくよんでから手をきめるようにすると、このような手にも気づきやすくなるでしょう。

問題② あいての玉をつましましょう

【こたえ】2五銀、2三玉、3四銀上、1四玉、2三銀不成

このもんだいは、2三にいるじぶんの飛車がいなければ、2三銀不成でつみになるということに気づけるかどうかがポイントです。初手は2五銀と銀で王手する手がせいかいです。これにたいして同桂は同飛成、1三玉、2三龍でこまあまりのつみになるので、2五銀にたいしては2三玉と飛車を取るのがただしいてじゅんです。一見、飛車がとられてピンチにも見えますが、3四銀上(あがる)とりょう王手でもどります。銀と香車のりょうほうの王手をふせぐために、あいては1四玉ともどるしかありませんが、飛車がいなくなったことで2三銀不成がじつげんし、つみになります。このようなつみすじを「じゃまごまのしょうきょ」とよびます。

【こたえ】3三銀、同桂、2四桂、2二玉、1三銀、同玉、1一龍

つめ将棋になれた人であれば、2四桂の「すきまをつくるてすじ」がパッとみえるかもしれませんが、いきなり2四桂と打つのは2二玉とにげられてつみません。そこで龍の利きをとおす初手3三銀が良い手になります。あいてはにげるばしょがありませんので、同桂と取りますが、2一の桂馬が動いたことで5一の龍の利きが1一までとおってきます。それから「すきまをつくるてすじ」で2四桂と打つのがただしいてじゅんです。あいては同歩だと2三銀ではやくつんでしまうため、2二玉とにげてねばってきます。そこで1三銀とすてるのが「ぎょくをきけんちたいにさそいだすてすじ」で、あいては同玉と取るしかありませんが、1一龍とすると「龍のしゃていきょりをいかした詰み」のかたちになっています。このように、しゅうばんではおおごまの利きをとおすことで、相手玉がせめやすくなることがよくあるので、せめにこまった時はおおごまの利きをとおす良い手がないか、かんがえてみましょう。

入門初級クラス用問題

問題① あいてのコマをタダ取りできる次の一手をふごうでこたえましょう

問題② あいての玉をつましましょう

※一手詰め

※三手詰め

中上級クラス用問題

問題① ゆうりになるための次の一手をかんがえましょう

問題② あいての玉をつましましょう

※五手詰め

※七手詰め

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL