棋力別 自宅学習法

強くなるために何をやれば良いの?

 お久しぶりです。新型コロナウイルスの影響で教室がお休みとなってしまっておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。中にはしばらく将棋から離れてしまっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
 今回は「自宅で将棋の勉強をしたいけれど何をすれば良いのか分からない」「実戦対局が無いと学習のモチベーションが上がらない」といった方のために、「棋力別の自宅学習法」「自宅でできる実戦対局のやり方」についてご紹介したいと思います。以下は該当する棋力の範囲のみ読めば大丈夫なように記載しています。

入門者(将棋のルールや駒の動かし方が曖昧な方)の学習法

【学習内容】
 ・将棋入門ドリル ステップ1(教室で利用しているドリル)
 ・詰将棋(1手詰め)

【実戦】
 ・ぴよ将棋

【説明】
 入門者はまず将棋の基本ルールと駒の動かし方を覚えることから始めましょう。教室で使用している「将棋入門ドリルステップ1」は将棋のルールとマナー、そして駒の動かし方等の基礎を一通り網羅しています。まずはこのドリルを毎日2ページずつ解くことを習慣にしましょう。
 余裕のある方は1手詰めの詰将棋にもチャレンジしてみてください。教室で使用しているプリントを持っている方はそれを毎日1ページ解きましょう。プリントを持ってない方や終わってしまった方は下記の参考リンク集に1手詰めの問題が掲載されているwebページを記載しておりますので、そちらを解いてみてください。
 将棋入門ドリルを持っていないという方は、下記参考リンク集の入門者向け書籍が期間限定で閲覧できるようになっておりますので、そちらに取り組んでみましょう。

 また、実戦の中で覚えたいという方は「ぴよ将棋」というソフトを利用すると良いでしょう。駒を選択すればその駒の動かし方が表示されますし、レベルも40段階(web版は30段階)から選ぶことができます。まずはレベル1からスタートして、勝つことができたら次のレベルに進んでいきましょう。特にお子さんの場合、駒の動かし方は実戦の中で覚えた方が覚えが早いことが多いです。ドリルや詰将棋といったお勉強が苦手な方も実戦であればゲーム感覚で楽しみながら学ぶことができるのでお勧めです。

【参考リンク集】
 ・ぴよ将棋
  web版:
https://www.studiok-i.net/ps/
  アプリ版:https://play.google.com/store/apps/details?id=net.studiok_i.shogi&hl=ja

 ・将棋ビギナーズガイド(入門者向け教科書)
  https://t.co/IFQdLW3IeK

 ・将棋ビギナーズドリル(入門者向け問題集)
  
https://t.co/aj0nD0UhHS

 ・1手詰め
  https://www.aonoshogi.com/1tetsume/#1te
  https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.unbalance.android.tumesyominna&hl=ja

初級者(13級~10級)の学習法

【学習内容】
 ・将棋入門ドリル ステップ1~2(教室で利用しているドリル)
 ・詰将棋(1~3手詰め)

【実戦】
 ・ぴよ将棋
 ・81道場

【説明】
 初級者は一通りのルールや駒の動かし方は大体身についていますので、どうすれば将棋で勝てるかということを学んでいきましょう。教室で使用している「将棋入門ドリルステップ1」は将棋の基礎が一通り網羅されています。もしドリルのステップ1がまだ完了していない方はまずはこのドリルに取り組み、しっかりと基礎を固めましょう。さらに「将棋入門ドリルステップ2」では将棋でどのような指し方をすれば有利になるのかということが学べる、将棋の手筋問題が多数収録されています。まずはこれらのドリルを毎日2ページずつ解くことを習慣にすることで着実に力をつけていきましょう。
 余裕のある方はドリルと合わせて詰将棋も解いていきましょう。教室で1手詰めを解いている方は1手詰めを、3手詰めを解いている方は3手詰めを解いてください。教室で使用しているプリントを持っている方はそれを毎日1ページ解きましょう。プリントを持ってない方や終わってしまった方は下記の参考リンク集に詰将棋の問題が掲載されているwebページを記載しておりますので、そちらを解いてみてください。

 また、実戦の中で覚えたいという方は「ぴよ将棋」というソフトを利用すると良いでしょう。駒を選択すればその駒の動かし方が表示されますし、レベルも40段階(web版は30段階)から選ぶことができます。まずはレベル1からスタートして、勝つことができたら次のレベルに進んでいきましょう。特にお子さんの場合、どのような指し方が勝ちやすいか等、実戦の中で覚えた方が覚えが早いことが多いです。ドリルや詰将棋といったお勉強が苦手な方も実戦であればゲーム感覚で楽しみながら学ぶことができるのでおすすめです。
 ぴよ将棋で対局にある程度慣れてきたら「81道場」というサイトで対人のネット対局にチャレンジしてみましょう。81道場はぴよ将棋と違い実際の人との対局となりますので「コンピュータよりも人と対局した方がやる気が出る!」という方にもおすすめです。登録方法等は別途ブログにアップしているので、下記参考リンク集をご確認ください。

中級者(9級~6級)の学習法

【学習内容】
 ・将棋入門ドリル ステップ2~3(教室で利用しているドリル)
 ・詰将棋(3~5手詰め)

【実戦】
 ・81道場

【説明】
 中級者は一通りのルールを理解しており、良い指し方も少しずつ身についてきているでしょう。引き続き将棋の基本手筋や相手玉の詰まし方を学習していきましょう。教室で使用している「将棋入門ドリルステップ2」は将棋でどのような指し方をすれば有利になるのかという将棋の手筋問題が多数収録されています。さらに「将棋入門ドリルステップ3」ではより実戦的な手筋や序盤の作戦、自玉の守り方等を学ぶことができます。まずはこれらのドリルを毎日2ページずつ解くことを習慣にすることで着実に力をつけていきましょう。
 余裕のある方はドリルと合わせて詰将棋も解いていきましょう。教室で解いている手数の詰将棋を解いてください。教室で使用しているプリントを持っている方はそれを毎日1ページ解きましょう。プリントを持ってない方や終わってしまった方は下記の参考リンク集に詰将棋の問題が掲載されているwebページを記載しておりますので、そちらを解いてみてください。

 また、実戦対局の場として「81道場」という対人のネット対局サイトを利用することをおすすめします。81道場はネット越しに実際の人と対局することができるため「コンピュータよりも人と対局した方がやる気が出る!」という方にもおすすめです。登録方法等は別途ブログにアップしているので、下記参考リンク集をご確認ください。

上級者(5級~1級)の学習法

【学習内容】
 ・将棋入門ドリル ステップ1~3(教室で利用しているドリル)
 ・詰将棋(5~7手詰め)
 ・次の一手問題
 ・棋書による定跡や序盤戦術の勉強

【実戦】
 ・81道場
 ・将棋倶楽部24

【説明】
 上級者は基本的な指し方が一通り身についており、自分なりの得意戦法なども持っているかと思います。もし教室で使用している「将棋入門ドリルステップ1~3」が最後まで完了していない場合はまずはこのドリルに取り組み、しっかりと基礎を固めましょう。
 上級者のレベルになると詰将棋も必須となってきます。教室で解いている手数の詰将棋を解いてください。教室で使用しているプリントを持っている方はそれを毎日1ページ解きましょう。プリントを持ってない方や終わってしまった方は下記の参考リンク集に詰将棋の問題が掲載されているwebページを記載してありますので、そちらを解いてみてください。
 余裕のある方は詰将棋と合わせて次の一手問題も解いてみてください。自分で棋書を持っている場合はそちらに取り組んでも良いですし、期間限定で公開されている次の一手問題集のリンクを下記参考リンク集に記載しておりますので、本を持っていない方はそちらに取り組んでみてください。
 さらに余力のある方は序盤の作戦や定跡も覚えていきましょう。自分の気に入った戦法があればその戦法について詳しく書かれている棋書を読み、実際に将棋盤に並べてみましょう。もし得意戦法が無い場合は「羽生善治のこども将棋 序盤の指し方」及び「羽生善治のこども将棋 中盤の指し方」に載っている戦法の中でお気に入りの戦法を探してみましょう。

 また、実戦対局の場として「81道場」という対人のネット対局サイトを利用することをおすすめします。81道場はネット越しに実際の人と対局することができるため「コンピュータよりも人と対局した方がやる気が出る!」という方にもおすすめです。登録方法等は別途ブログにアップしているので、下記参考リンク集をご確認ください。
 さらに81道場と同様の対人ネット対局サイトで「将棋倶楽部24」というサイトもあります。少々レベルが高めなので現在は81道場をおすすめしていますが、より強い相手と対局したい場合は将棋倶楽部24も併せて利用すると良いでしょう。棋力目安として一般的な教室や81道場で1~3級の人が将棋倶楽部24で10~14級程度となっていますので、将棋倶楽部24で初期棋力を登録をする際は15級で登録するようにしましょう。

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